車屋求人の応募が来ない理由は求職者があなたの会社を知らないから

こんにちは、車屋専門の採用コンサルタント野瀬貴士です。
車屋の求人は募集をかけても応募が全然来ない。
ハロワークに載せたり、インディードなどの求人サイトに載せたり、広告を出しても応募が一向に来ずにお金だけがかかっていく。
「結構求人に広告費をかけているんですが応募が来ないんです。」
こんなご相談は本当に多いです。
やっぱり給与面や福利厚生では大手には到底及ばないから難しい。
うちも頑張って給与水準を上げた方が良いのではないか?
そのように考えている社長もいるのではないでしょうか?
確かに、給与面や福利厚生などの見直しも会社としては大切なことです。
ですが、その前に、あなたの会社は「車屋で働きたい!」と考えている求職者に知られているでしょうか?
インディードや広告を出せば来る。
そのように考えていませんか?
もし、あなたが採用に関して、広告や求人サイトに載せてお金を払っているだけだったとしたら、それはとても勿体ないことをしています。
なぜなら、あなたの会社のことを求職者は知らないからです。
この記事では、採用を成功に導くための考え方をお伝えしたいと思います。
なぜあなたの会社の募集に反応がないのか?
まず、最初に考えてみてください。
働きたい!と考えた時に、求職者は情報を集めようとしますよね。
給料はいくらだろう、就業時間はどんな感じだろう?というのは当然ですが、それ以上に、
・どんな会社なんだろうか?
・会社の設備などはどのようになっているのだろうか?
・会社の雰囲気は?
・どんなスキルアップができるのか?
・どのような考えを持っているのか?
・ミッションや理念は?
など、いろいろな角度で情報を探しています。
その理由は、働く側も自分に合った職場を探しているからです。
ですので、どんな会社かわからないのであれば、ハナから応募の対象にもならないのです。
これは、あなたの会社の知名度の話ではありません。
こんな採用ページになっていませんか?
もしかしたら、あなたの会社はこのような感じで求人募集をしていませんか?
「タイトル」
未経験大歓迎!やる気次第で月収100万円も可能!!
「仕事内容」
「簡単な作業からスタート!やる気次第でどんどんステップアップできます!」
「勤務時間・休日」
「シフト制(要相談)/休日:応相談」
「給与」
「月収100万円以上可能(※やる気次第)」
「求める人材」
「元気でやる気のある方!」
「福利厚生」
各種あり
「写真」
フリー素材
「一言メッセージ」
アットホームな職場です。
このような情報を載せていいる場合はすぐに改善が必要です。
求人募集ページの【ダメな例 vs 改善例】比較
① タイトル
❌ ダメな例 | ✅ 改善例 |
未経験OK!やる気次第で月収100万円も! | 【週休2日/未経験OK】工具の使い方から学べる自動車整備スタッフ募集 |
ポイント:誇大な表現よりも「働く内容+条件」を明記したほうが信頼される。
② 仕事内容
❌ ダメな例 | ✅ 改善例 |
簡単な作業からスタート!誰でもできる仕事です! | 自動車整備工場でのオイル交換・タイヤ交換からスタート。慣れてきたら点検や車検補助も担当します。ベテランが丁寧に教えるので未経験でも安心です。 |
ポイント:仕事内容は「1日の流れ」「最初にやること」まで具体的に書く。
③ 勤務時間・休日
❌ ダメな例 | ✅ 改善例 |
シフト制・休日応相談 | 8:30〜17:30(休憩1時間)/日曜・祝日・第2第4土曜休み/年末年始・GW・お盆休暇あり |
ポイント:応募者は生活をイメージしたいので、時間・休みははっきり明記。
④ 給与
❌ ダメな例 | ✅ 改善例 |
月収100万円以上可能!(やる気次第) | 月給23万円〜+各種手当(資格・残業・家族など) 【年収例】350万円(入社2年目・未経験入社) |
ポイント:現実的な金額と実例を出して信頼感アップ。
⑤ 求める人物像
❌ ダメな例 | ✅ 改善例 |
元気でやる気のある方! | 未経験から手に職をつけたい方/チームで協力して仕事を進めたい方/車や機械いじりが好きな方歓迎 |
ポイント:応募者が「自分に当てはまる」と思える表現を選ぶ。
⑥ 福利厚生
❌ ダメな例 | ✅ 改善例 |
各種あり | 社会保険完備/交通費支給/制服貸与/資格取得支援(受験費用会社負担)/社員旅行あり |
ポイント:「あり」では何の魅力も伝わらない。中身を具体的に書く。
⑦ 写真・ビジュアル
❌ ダメな例 | ✅ 改善例 |
フリー素材の笑顔グループ写真 | 実際の職場で整備している社員の様子・休憩中の自然な写真などを掲載 |
ポイント:リアルな写真は「人間関係」「雰囲気」が伝わりやすく安心感を与える。
⑧ キャッチコピー・一言メッセージ
❌ ダメな例 | ✅ 改善例 |
アットホームな職場です! | 「毎朝、社員全員でコーヒーを飲んでから仕事開始。声をかけ合う文化があります」 |
ポイント:ふわっとした言葉ではなく、具体的なエピソードで“空気感”を伝える。
これはあくまで簡単な改善例ですが、ここだけ改善してもすぐに応募が来るわけではありません。
採用するために大事なことは、あなたの会社のありのままを知ってもらうこと
自分の会社で一生懸命働いてくれるスタッフを獲得するためには、あなたの会社の価値観に合った人材を採用することです。
そのためには、あなたの会社のことをもっと求職者に知ってもらわなければいけません。
それは、一言で言えば、あなたの会社の魅力を知ってもらい、「この会社なら働きたい!」と求職者に選んでもらえるようになるということです。
単に広告を出す、求人サイトに募集を載せるだけではなくて、あなたの会社の魅力を発信することです。
今すぐに優秀な人材を獲得できる方法?そんな方法はない事はあなたも十分わかっているはずです。
会社の価値観に合った人材を獲得し、採用を成功に導くためには、あなたの会社が自ら、自分の会社のことを発信する必要があります。
そして、採用システムを構築することで、あなたの会社は採用に困ることなく、大きな資産を獲得することになります。
もし、あなたの会社でも、資産になる採用システムを構築したい!とお考えでしたら、まずはお気軽にご相談下さい。